庭園管理 庭のお手入れ
太古の昔、「日本の美しい自然を少しでも身近に」と始まったのが日本の庭造りです。
そのままの自然な姿を保つのが剪定です。
現在多く見られる、ただ小さく、ただ丸坊主にする剪定ではなく、
歴史から学んだ知識と、30年を越す経験で現代にあった最高の施術をいたします。
植物の成長のお話
通常1,2月の活動はきわめて小さい。
3月菜種梅雨ごろ、根が活動し始め、上へ上へと水を上げて行きます。
昆虫が活動できる気温に達すると開花が始まります。
5月になるとより太陽を得るために競い合うように成長してゆきます。
6月を過ぎるとあるものは繁殖の準備に入ります。来年、花を咲かせるための芽を作ります。
9月を過ぎると、過酷な冬をすごすために栄養を蓄えようと最後の成長を遂げます。
あるものは芽に充分の栄養を蓄えます。あるものは蓄えた後に葉を落とします。
その頃から植物の多くは休眠期に入り活動はきわめて小さくなります。
日本は菜種梅雨、梅雨、秋雨前線と植物の重要期に雨季があります。
すごいと思いませんか!
植木の剪定
知っていますか?
本当に刈り込んでいい木はツゲ玉等の玉状に作られたものだけで、後は手ばさみできちっと枝を抜いていくのが本当
刈り込みの後、葉先が茶色く変色します。手で枝を抜かない刈り込みは、究極の手抜き作業です。
弊社では刈り込みはできるだけ控えます。
只、予算はご相談に応じます。昔のような古典的作業だけでは予算の実現は難しく、
刈り込みをするなら剪定の最適期は新芽が出やすい時期 4,5月 or 9,10月 頃です。
この時期ならバリカンでも大丈夫
花芽がつく時期は大きく分けて早春に咲く植物は4,5月、
春から初夏に咲く植物は6,7月で、8月以降に剪定すると花は咲きません。
できれば年3回、少なくとも、年に2回は剪定が必要です。
花を咲かせる
花を咲かせるには、正しい成分の肥料を与えること。
そして、最適な時期に剪定することです。
花が咲いて2週間後程度から、次の花の準備に入ります。
準備が終わってから剪定すると、花は咲きません。
閉花後すぐが最善ですが、2,3,4月の花木は4,5月 5,6月の花木は6,7月が適期です。
年間管理での剪定
上記から、
年一回の剪定ならば、9月
年二回の剪定ならば、6~8月 と 10~12月
年三回ならば 4月 と 6~8月 と 10~12月 です。
はなはな
では、お庭の手入れは、年間管理をお勧めしております。
必須 1月~3月 施肥
必須(選択) 4月~6月 殺虫(アブラムシ類)
必須 6月~7月 夏季剪定(花を咲かせるため)
必須(選択) 6月~8月 殺虫(毛虫類)
9月~10月中 秋期剪定
必須 10月中~12月 冬季剪定
上記の年間管理の契約での、お得な価格設定いたしております。
殺虫はどちらもお勧めしますが、どちらかを選択していただいても問題ありません。キャンセルされるとキャンセル以降の作業がすべてキャンセルとなります。
9月より翌年の年間管理の受付を開始します。
9月以降は年間管理以外のご注文はお受けできません。
肥料の話
植物の成長は最初に根を伸ばします。根を伸ばすにはリン酸(P)が必要です。
花や実付きをよくするためにもリン酸(P)が必要です。
弊社では、リン酸値が高い肥料を使用しております。
温暖化の現代では、害虫や細菌の被害は避けられません。それらに負けない丈夫な木に育ててください。
1月から3月中頃の休眠期に寒肥を施します。根を切って新しい根を作る意味もあります。
夏剪定後花木に化成肥料と堆肥を施します。(剪定代+1000~3000円)